自転車通勤の極意(おやじの小言みたい)

<注意>ここでの記述は、体験に基づいて記述したものですが、すべて万人に当てはまらないものもあります。
あくまでも最終的にはご自分の判断で楽しい自転車通勤を行ってください。


1.初心を大切に   2.会社(学校)間での距離を見極める。
3.どんな自転車にする(1)   4.雨が降っても自転車に頼るか?
5.休みの日会社まで行ってみる   6.どんな格好にする?
7.ジテ通初日を決める   8.荷物はどうする
9.汗を処する     10.孤独を楽しむ
11.安全を優先する   12.地球へやさしいと勝手に思え
13.毎日会う人には挨拶すべし  14.真っ赤なポルシェを追越す快感
15.寒さ対策も大事   16.どんな自転車にする(2)
17.飲み会がある場合はどうする  18.保険に入ろう
19.盗難防止策    20.自転車を愛でる
21.障害物を取り除く000404 22.パンクを防ぐ000404
23.雨の日の注意000627

極意その 初心を大切に
初心忘るべからず。
自転車通勤(通学)を始めるのに、理由をつけても始まりません。このHPを見ていることで充分、動機はそろっていると思います。やるならアクティブにそして楽しく自転車通勤をやりましょう。人間、感情の生き物ですから魔が差すこともあるでしょうが、前向きに物事考えましょう。自転車通勤を始める上での極意(若干おやじ的発想が多いです)をまとめてみます。通勤費の節約、通勤時間の節約、地球への貢献、やせたい、健康つくりなどいくらでもきっかけはあると思います。どれも間違いではありません。初心忘れずに。

極意その弐 会社(学校)間での距離を見極める
距離の見極め。
会社(学校)間での距離を調べてみて下さい。それから現在の通勤(通学)方法でのドアツードアの時間はどれくらいでしょう?自転車での想定通勤時間は、平均速度が約20Km/hですから距離(Km)を20で割ると出ます。毎日続けることを考えると、最長15Kmから20Km位でしょうか?ちなみに小生は10Kmです。では、15や20Kmより長い人はどうすれば良いでしょうか?それは、自転車を通勤途中に置く場所を見つければいいと思います。私の知人は電車通勤の途中の駅に置いて半分ぐらいを自転車あと半分を電車にしています。自転車のルートも大切です、特に道の広さや混み具合坂の多さなども考えましょう。

極意その参 どんな自転車にする(1)
弘法筆を選ばず。まずは自転車選ばず。
どんな自転車にするか?まったく自転車通勤をしていない人への答えは「今もっている自転車で良い」が適正解でしょう。なぜなら、少し続けると自分がどんな自転車を乗ればいいかが良くわかってくるからです。最終的に、どんな自転車にするかは色々意見が分かれますが。何事も形から入る方は、すこしお金を掛けて自転車屋に行って、MTB、クロスバイク、ロードレーサなりを買って下さい。ちなみに私はMTBとじじチャリ(普通の変速機無し黒い自転車で籠を取り外した自転車。ママチャリに対抗した名前)を使い分けています。

極意その四 雨が降っても自転車に頼るか?
雨また楽しとするか?
雨などの天候が、自転車通勤を楽しくするか苦しくするかの大きな要素になります。雨の中の自転車は、冷たい、視界が悪い、濡れる、自転車いたむなどマイナス要素がそろっています。私は安全を優先すると、雨の日の自転車通勤はやめた方が良いと思っています。もちろん傘差し運転などは問題外です。雨の日も自転車に乗るという方はそれなりに準備が必要です。カッパ、帽子、タオルなど一度雨の中を自分に合う方法を見つけるのも良い方法と思います。ちなみに小生は、路面が濡れている場合は乗らないようにしています。路面が濡れているとタイヤカバーが無い自転車は泥がつきます。
自転車を使えない場合の通勤(通学)ルートも大切です。急に自転車で行くのをあきらめてもちょうどよい時間の電車やバスが無かったりするものです。

極意その伍 休みの日に会社(学校)まで行ってみる
下見すべし。
一度休みの日に会社に自転車で行ってみましょう。頭や、紙の上で考えたルートがきつかったり楽だったりと違うこともあると思います。いきなり平日に自転車で行って、思ったよりも時間がかかったりするのもいやですから、休みの日に時間に余裕を持って下見して下さい。思ったよりも楽につければいいですが、苦しいと感じるのであれば、距離を短くする工夫等も必要になってきます。

極意その六 どんな格好にする?
汗の処置が大事なり。
究極の通勤の格好は、映画「メッセンジャー」でしょうかね。バイクジャージにハーフのバイクパンツとは言っても、会社に着いた後どうするんだと言う声が聞こえてきそうです。
学生を見てみろどんな時だってYシャツにズボンではないか!
結論は熱くなく、汗の始末の出来る格好なら何でも良いと思います。ちなみに小生は、上は会社に着いてから自転車置き場で着替えます(あまり回りの目を気にせずに上半身裸になっています。あ〜おやじだ)。下は、通常会社での背広のズボンです。その為、夏場はミッションバッグに着替え用の下着とYシャツを入れて行きます。女性の場合はどうすればいいんでしょうね?

極意その七 ジテ通初日を決める
はやる心を押さえジテ通開始。
ジテ通の輝かしき初日を決めましょう。大安吉日でも良し、月初めの月曜日でも良し。この日は自転車でゆくぞと心に決めて、自転車の調子を整えましょう。パンクや交通事故に合わない限りは、定期や財布が無くてもつきますのでご安心を。

極意その八 荷物はどうする
カバンの工夫もまた楽し。
あなたが通常のサラリーマンなら、皮のかばんを提げて通勤していたかも知れませんが、自転車の場合はどうすればいいでしょうか?大きなかばんを載せられる籠があればそれでいいと思いますが、MTBなどには、籠はありません。仕事の業種や職場の雰囲気が許せばデイパックがベストでしょうが、それはカジュアル過ぎるという方には、ミッションバックをお勧めします。私は、計算機のSEをやっていますので急に客先に資料を持って出かけるということがよくあります。自転車通勤する前は、サムソナイトの大きなアタッシュケースを持ち歩いていましたが、今はミッションバッグです。自転車乗る場合はリュックの様に背負えるし、改まった場合には背負い紐を収納できるので好都合です。また、ミッションバックは見た目よりもものが多く入り重宝しています。

極意その九 汗をかいたらどうする
汗を処する。
自転車で少しまじめに漕ぐと必ず汗が出ます。真冬でも汗は出るものです。夏は更なり。会社や学校にシャワーなどの施設がある場合は、そこで汗を処するのがベストです。ががが、世の中バブル全盛じゃ無しそんなリッチなところなど無いことが多い。夏は、着いたらすべて着替えるのがよい。そのためにもついたら着替える下着と濡れた下着を入れる袋を持参するのが良い。着替えるのはちょっとという方は少なくとも背中にタオルを入れておくと良い。着いたら抜くだけです。帰りは、ついたらお風呂に直行です。

極意その拾 孤独を楽しむ
孤独もまた趣あり
意外とペダルを漕いでいる間は孤独です。電車に乗って時間をつぶさなければ行けないのと原則的に同じですが、若干の制約があると思います。
(1)両手を離すことが出来ない。→本などは読めない。
(2)ウォークマンやラジオを聞くことは禁制。→耳が暇であるが安全には代えられない。
それでいて時間を有効に生かすためには、皆さんそれぞれ工夫あれ。一番簡単で言葉にするのが難しいのが季節や風流を感じること。お手軽は歌を歌うこと。運転手に変な目で見られることはあるが。私の場合四字熟語を考えることが多い。真剣に考えすぎると事故の元。

極意その拾壱 安全を優先する
事故に遭わないようにするための工夫(これ大切!)
(1)相手に認識してもらう。
・派手な色のウェアを着るのが良い。
・夜乗らざるを得ない人は、反射たすき、反射ジャケットを着る。
・LEDの点滅ライトを自転車の前後に付ける。(安くて効果大。電池も安い)
(2)車の運転者に強制的に合図
・割込む時は腕などで合図する。目(アイコンタクト)では不充分。
・ベルを短く鳴らす。直進方向に車の割込みある時は効果的。
(3)予想をしながら乗る。
・割込みの多い見とおしの悪い交差点などでは、きちんとスピードを落とす。
・無理な運転をしない。信号、渋滞のすり抜け等は損をするのは自分。

極意その拾弐 地球へやさしいと勝手に思え
考えずとも地球に良い
大きな車の脇を小さな自転車で追い越す時、同じ距離を移動するのにどれくらい差があるのか思いをはせる。まずエネルギーの消費量の違いで言えば車は10Km走るのに、ガソリン1リットルかかる。人間はご飯だけ。化石燃料を使わないばかりでなく騒音も出さない、二酸化炭素も余り出さない。まああんまり深く考えなくても、地球の為にマイナスにはなっていない。

極意その拾参 毎日会う人には挨拶すべし
挨拶は大事
工事のおじさん、交通整理のおまわりさん、自転車に乗る人(学生、おじさん、おばさん)、通学路に立つ奥さん、会う人には声をかけよう。声をかけるとよほど機嫌の悪い人出なければ、会釈を返してくれる。これこそ地域のコミュニケーションだ。但し、暗くなったらかけないほうが無難。格好が格好だけに怪しまれる可能性あり。

極意その拾四 真っ赤なポルシェを追越す快感
秘密の楽しみ
私の場合、通勤時に真っ赤なポルシェを追い越すのが該当。(時々遭遇する。)渋滞は公平にやってくる?ので、時々至福の時となるのです。馬鹿みたいだが、結構バリバリに改造した車などを追い越すのも快感です。

極意その拾伍 寒さ対策も大事
末端は温かく
冬の寒さも、結構自転車通勤を止めたくなる理由になります。無防備で30分も乗ると軽い 凍傷にかかることも考えられます。手袋、帽子、耳掛け、風を通さない靴(靴カバーなんていう手もあります)、タイツ。自分で工夫できるものは多いです。自分の運動量(発熱量、発汗量)に応じてウェアを調整しましょう。

極意その拾六 どんな自転車にする(2)
自転車選びは楽し
自転車通勤に慣れたら、自分にあった自転車を買いかえるのも楽しいです。スピードを重視するならロードレーサー、手ごろなMTB、雨の日も乗れるように泥除けのきちんとついたランドナー(最近あんまり見ないが)、変速機つきのママチャリ(軽快車。籠が便利かも)。頑固そうなおやじのいる自転車屋にいって見せてもらうと良い。

極意その拾七 飲み会がある場合はどうする(2)
飲んだら乗るな
会社員であれば、お酒を飲む機会があると思うが、その時のヒントを。まず、お酒を飲んだら絶対に自転車に乗らないこと。車と同じ飲酒運転になります。非常に危険です。単独で転んだだけでも思いがけない大きな怪我をすることになります。まして、車や人とぶつかった時は責任問題になりますョ。
飲み会ならずとも、他にも急に自転車を乗れない場合があると思いますが、その時の交通手段を確保しておきましょう。

極意その拾八 保険に入ろう
万が一の為に交通障害保険に入るべし。
私は月々1,000円位の交通障害保険に入っています。通院で5,000円/日、入院で10,000円/日の保険が降ります。自爆しても病院代金くらいは出るようにしておきたいですね。(注:少し高すぎるかもしれません。000404)

極意その拾九 盗難防止策
目立つべからず。
本当は、ぼろぼろの自転車を、きちんと鍵をかけて乗るのがベストです。私も買って2ヶ月でアルミのフロントサスのMTBやられました。まだ見つかっておりません。本当に大事な自転車は表に止められないですね。止める時は、シリンダ錠を固定物(策とか、ガードレール等)にフレームつけるしかないですね。防犯登録は、残念ながら気休めに過ぎない。

極意その弐拾 自転車を愛でる
物を大切にすべし。
時々、ウェス(雑巾)で磨いてやりましょう。ついでに油を指しましょう。じっくり自転車を見ていると、ワイヤーの調整等を行えるようになります。自分で簡単な調整や交換を行ってみましょう。ますます自分の自転車が好きになると思います。日ごろの調整の良さは、いざと言うときに役に立ちます。特にブレーキ、ディレイラーは良く調整しましょう。

極意その弐拾壱 障害物を取り除く
思い立ったら吉日
道路には、色々なものが落ちています。空缶などのごみ、板、棒、釘、コンクリートのかけら、枝など。昼間は、まだいいですが、夜間は非常に危険です。障害物を見つけたら、即自転車を止めて障害物を取り除きましょう。次回に回すことは、危険を2倍3倍と増すことになります。000404

極意その弐拾弐 パンクを防ぐ
君子危うきに近寄らず。
路上の怪しいものには、乗り上げない様にしましょう。私の体験で言いますとパンクは怪しいものに乗った直後に発生します。怪しいものとは、板、棒、石、針金などです。板や棒は、ほとんどは釘が付いていると思いましょう。それも上を向いています。石は、大きいとリムと石が衝突したような状態となり、小さな穴が2個空きます。特にロードレーサーの細いタイヤの場合は気を付けましょう。000404

極意その弐拾参 雨の日の注意
石橋を叩いて渡る
雨の日は、10分早く家を出ましょう。雨の日はアクシデントが起きやすいしその対処にも時間がかかります。それなりの装備をしているため、スピードも出せませんし出さない方が良いです。ブレーキも利きが非常に悪いです。また非常に滑り易いです。特に道路のアスファルト以外の所は要注意です。グレーチング(金属の網)、マンホールの蓋、白線や黄色線などが滑り易いです。000627


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