2000第4回下北国際トライアスロン大会(00/07/23)

私にとって初めての、ミドルの大会。大会前に自転車転倒事故も起こし、不安が入り混じった
状態での参加となりました。
●Swim 2Km、Bike 138Km、Run 22.2Km 合計162.2Km
●参加費 30,000円
●実施場所 青森県六ヶ所村、東通村



7/22(土)朝6時に、同じスポクラの渡邊氏が迎えに来てくれる。今回は、氏のエスティマ
に二人で乗り参加した。
今朝は、5時に起き、届いたばかりのビアンキに乗った。少し、サドルが上向きなため、
下に向けた。これで調整は終わり。

常磐高速を日立南ICより乗り北上。途中磐越道、東北道、八戸道を経て六ヶ所村へと乗りこんだ。
途中休憩、食事を含み約8時間、650Kmの行程。

前日7/22の予定は、車検と受け付けが16:00まで大石総合運動公園体育館。
そのあと17:00より開会式、ウェルカムパーティが六ヶ所村交流プラザ「スワニー」で行われた。
大石体育館、スワニーも非常に立派な新しい建物。原野に近い村に堂々と建っています。
体育館で、茨城より参加の桂さん、海野さんと合流。2泊同じ宿に泊まることになっている。二人は、金曜日に茨城を立ち、途中八幡平の旅館に一泊しての余裕の行程。

大石体育館は、大会の本部も設置されている、この大会の中枢です。広い体育館は、土足で上がれるようにビニールが全面に敷き詰めてあり、受付、車検、自転車の一時預かりなどを中で行えるようになっていた。村のこの大会に向けての意気込みが伝わってきます。
受付を行い、大会プログラムを頂くと、参加選手全員の写真入名簿が目に入りました。
さっそく自分の写真を見ると冬の格好をした、自分の写真がありました。
申し込みの時に写真2枚と書いてあったが、こんなところに使われるとは思いもよりませんでした。
今度参加するときは、ニコット笑ったすがすがしい写真にせねば‥。初めて参加する人は要注意かも。

スワニーでの開会式は、コンサートホールで行われた。各種挨拶と、競技の説明があった。
招待選手は、ハワイ93で3位のヴォルフガング・デェートリッヒ、宮塚英也、城本徳満氏など8人。
説明会の途中でケータイがなり、皆生参加のAPE氏よりコール。初めての会話だったが、うれしかった。明日、完走したらまた電話入れようと約束した。
お待たせのウェルカムパーティーは、事前に配られた顔写真入りのIDカードを持っている人(選手,役員,スタッフ,ボランティア)は無料。同伴の家族等は1,000円でした。
城本氏の選手紹介がユニーク。関西弁でまくし立てる内容です。吉本興業のトライアスロン部所属と言っても問題無いほど。
料理は、豪華で食べきれない、ビールお酒水割りと何でも飲み放題。海野氏より、まだ旅館で食事もたのんでいるのだから余り食べぬようにとの指導があったが、みんなバクバク食べている。お寿司、揚げ物、そば、うどん、スパゲッティ、ソーセージ、和菓子、アイスクリーム、シュウマイ、天ぷら等等。

宿は、スワニーから15Kmほど離れた泊という地区の「きくや」旅館。ここは、Take氏より推薦頂いた宿。少し遠いが、おじいさんおばあさんが親切で、海の幸が食べきれないほど出てくるとのことだったので、そこを予約させていただいたもの。うわさ通りだった。ウェルカムパーティーで、もうたらふく食べているのに、よく来た風呂に入って食事にしなさいとのこと。風呂にゆっくり入り少しでもおなかを空かせておきたいと思ったが、食事の量は本当に多かった。まず、イカソーメン=本当にそれだけ食べただけでもおなかいっぱいになるような量かつ新鮮。あわびの蒸し物、あわびのニラ和え、うに、カニ=足1本しか食べられなかった。他にもあったが、一日目のメニューはこんなところ。これで1泊6,000円。宴会をやっても6,000円では、この料理の半分も出ない。
●もらえる物
Tシャツ:参加賞分とFinishersの2つあり。
バスタオル:でかいバスタオルだった。
スイムキャップ:白で、大会のロゴ入り



コースの特徴
スイム:むつ小川原港内のコース、冷たく荒れているとのスタッフの話だったが、当日は水温21℃、波もほとんど無し。雨情の里に比べればプールのよう。
BIKE:六ヶ所村から、東通村(ひがしどおりむらと読む)を横断し、尻屋崎を往復するコース。案内には、コース中盤に適度なアップダウンがありますと書いていたが、私には全般的にアップダウンがあったように感じた。
RUN:六ヶ所村内を走る一筆書きコース。案内には、勾配のきついアップダウンもありますが、大自然を満喫できる飽きのこないコースです。最終エイドを過ぎてからの上りが勝負どころです。


●レース報告
当日は、5時朝食をお願いした。朝からもちろんすごい量の食事。食べれないと言いつつ 頂く。6時頃体育館に車を置き、バイクスタート地点(5Km位はある)へBIKEで移動。小雨がち。昨日の食事量で、おなかが落ち着かない感じ、胃が重い。バイクスタートは、スイム会場の港にあり。今回は、自転車が長いの上はシグレットはやめ半袖のバイクジャージにした。


●スイム
上はだか、下は、パッド入りスイムパンツ。その上にウェットスーツを着た。ワセリンを忘れ、渡邊氏に借りた。会場の放送では天候が良くないので2周回を1周回に短縮するかも知れないとのこと。でも海辺に行くと波も穏やか水温も申し分無し。水の透明度も高い。スタートは、海辺よりの一斉スタート。7時30分にスタート。周回は、右周回。私のブレスは、左だったが、コースははっきりしていてまっすぐ泳げた。おなかの調子が悪かったのでどうなることかと思ったが、2Kmで40分を少し切る程度でアップ。

BIKE:トランジッションでウェットスーツを脱ぎ、バイクジャージを着る。ショートの大会より少しゆったりとした感じである。バイクシューズを履いていると海野氏が先に自転車をおして走っていた。ヘルメットをかぶりスタート。
走り出したが、スピードメーターが動いていない。速度と距離がわからないのでどうなるか?と思ったが、まあ、スピードメーターをみてペースをつかむこともないだろうと結局そのまま。スタート直後は、自動車が進路をふさいで走りにくかったが、いつのまにか無くなる。何人かを追い越し乗って行った。結構アップダウンがある。
エイドステーションでの給水給食も、ショートでは無いので初体験。水または、スポーツドリンクは、ボトルで渡してくれる。エイドの直前で空のボトルを捨て「水」とか「スポーツドリンク」とか叫ぶと渡してくれる。ボトルに氷の入っているところもありおいしかった。ぬるいのは、うまくない。同行の桂氏に声を掛けられるたぶん30Km地点くらい。しばらく並走し、話をしながら進む。私は、追いつかれたので桂氏が先行して行くのかと思ったが、氏は上り不得意とのことだったので、少し寂しかったが先行させていただいた。
村の人々の応援は、どの大会よりも負けないと思う。老若男女、仕事中の人も皆声をかけてくれる。私は、自分の母と同じ位の人に声をかけてもらうと涙が出そうになるのである。BIKEはどんどん山奥(スタッフには申し訳無いがそう思う)に入って行く。
いつのまにか先行していた海野氏に追いついた。その後は、前を見るとほとんどBIKEの人がいなかった。距離が長いので散らばっているのである。BIKEは尻屋崎を折返すが、折り帰し地点は、寒立馬の落し物が道路に落ちていた。
ロングでは補給が大事と聞いていたので、おにぎりやパンをももらった。まずは、パンであるが、選手が食べやすいように、普通のパンを4分の1くらいにして渡してもらえるのかと思ったら、なんと大きなアンパンが1個と来たもんだ。RUNならちぎってもらえるが、BIKEではちょっと無理。無理やり半分くらい食べ後は、バイクジャージのポケットに入れてまた後で食べた。私の大好物のアンパンでハッピーな気持ちだった。次におにぎり、海苔かと思ったら、ごまだった。全部食べきるのは大変だった。手にご飯とごまがつきDHバーもべとべとしてしまった。バナナも、一本のままで渡してくれるところがあった。やはり、半分程度が適当な大きさと思う。

RUN:バイク終了のトランジッションは、出発地点と別で大石体育館の駐車場。スタッフに誘導され自分のBIKEラックに自転車を置いた。まだまだ、掛かっている自転車の数が多くない。まあまあな順位かなと思いつつ靴下を履いた。私の愛用の5本指の靴下を履くがバイクシューズで足が締め付けられてうっ血して少ししびれ気味なのと、足の湿気が多く5本指の靴下を履くのに時間がかかった。
RUNスタートするといきなり下り。しばらくするとまったく民家が無くなり、山の中や牧草地を走る。1時間くらいすると国家石油備蓄基地が現れる。大きなタンクだ。結構アップダウンがあった。終わりに上りが待っていると聞いたいたが、その前に大きな下り坂があった。下ると言う事はその後上りがあると言う事。下りたくないよと思いつつ、長い坂を下った。その後に長いゴール前の上り坂が待っていた。歩いてはいなかったが、ほとんど歩いているような進み方だった。
ゴールは大石運動公園陸上競技場である。競技場に入ると立派なグランドのアンツーカー?が足に気持ち良かった。7時間25分かかったようだった。ゴールは、思いきり腕を上に挙げ自分の喜びを表わした。ゴールでのうどんがうまかった。特に熱い汁が、スポーツドリンクに飽きた口には非常に合い、うまかった。念願の下北を完走できた。

しばし、連れの方等の応援をしつつ時間を待った。自分が着いた時は、ほぼ午後3時で、表彰式及びフェアウェルパーティが18時からだった。


結果   順位 総合   SWIM  BIKE  RUN
オニキン  3 6:04.36 31.16 4:01.16 1:31.54
渡邊    33 6:54.32 33.02 4:28.40 1:52.50
鈴木但   63 7:25.34 39.24 4:41.17 2:04.53
桂    124 8:15.15 38:35 5:02.48 2:33.52
海野   リタイヤ    39.04




いったん宿に帰って風呂に入ってこようとの話も出たが、行ってすぐとんぼ帰りになるのでやめた。体育館の中の見ると、清潔なシャワーがあったので、お借りした。お湯も出ました。シャワーを浴びて少し、お昼寝をした。

表彰式は、ホールであり、オニキンさんが3位と素晴らしい成績。こちらまでうれしかった。パーティはとなりの宴会場。

宿に戻るとまた、豪華な夕食だった。エビフライ(特大が3本)、ホタテの刺身(大きな貝柱5個)、うなぎの蒲焼1本、酢豚、うにの塩漬け(ご飯に良くあう)などなど。すごいすごいと言いつつ全部平らげた。やはり今日の運動量が多いからだろう。



もう、帰る日。4人で相談し、途中東北の温泉に寄って行こうと言うことになった。朝7時にご飯を頂き、会計を済ませ7時半に宿を出た。



温泉は、岩手の鉛温泉に行くことに決定。花巻南ICで降り、西行き約15KMで、藤三旅館に着いた。
これが、また良い温泉。白猿の湯というのがあり、湯の入り口からは、地下5Mくらいのところの湯船と脱衣所が見える。もちろん混浴で先客の昔娘、息子だった方が3〜4人ほどおられた。
上を見ると、湯気抜きが堂々と上にあり。こんな、作りの風呂なんてないなと思った。コンクリートの階段をゆっくり降りてTシャツ、短パンを脱ぐうしろは何も無く湯船になっている。湯船は深く立つと丁度首まで湯が来るという具合である。昨日の疲れを癒そうと、ストレッチや、マッサージをしながら入る。何やら足の裏が熱い。湯船そのものが源泉になっているのだ。ほぼ、透明の温泉で匂いもほとんどしない。 湯から上がるときしむ廊下を渡り、売店へ行った。日用雑貨から、生鮮食料品まですべて揃っている。これは、元祖コンビニなのだ。この宿は、旅館と湯治客がおり、結構皆さん重宝して使って入るらしい。
私は、まず地元の牛乳を飲んだ。瓶にはいって入るいかにも牛乳という感じのものである。濃くてうまい。よく見ると60℃殺菌と書いていた。うまい訳だ。これで84円。他に、アイスクリームやお菓子を買い涼んだ。売店のおばさんとしばし皆で歓談。おばさんは、もう一度入って行けと勧めた。土日は大勢の人が来るが、きょうは月曜日でいい日に来た、名前の由来の白猿が最近現れた等の話。浮世離れしたはなしが妙に似合う。


ホームへ

このページは GeoCitiesです
をどうぞ