オロロン参戦記
第三日目 8月26日(日)その3
RUNとゴール

いざランスタート

裏のトイレへ
RUN前に、トイレへと思い、係員にトイレはどちら?と聞くと裏の山手の方だった。結構観光
客の方が並んでいた。小の用を足した。

いざランスタート
スイカと水を頂きRUNスタートした。長いRUNの始まりである。今までに何度かフルマラソンを
走ったことがあるが、スタート時点でこんなに疲労しているのは初めてだった。
まだ、14時前だから、日差しは強かった。光があたると皮膚はぴりぴりした。特に右の手の甲
にあたると痛かった。意外と日焼けしたなと思った。

まあまあかなと思ったが‥

まあまあかな?
スタートから5Kmはまあまあのペースを保っていた。5Kmで約25分くらいのいいペースで
あった。

お腹が痛い。
そのうち、お腹が痛くなってきた。手を腹に当てながら走った。腹に手を当てると痛さが
やわらげられる感じがした。痛くなるとどんどんペースが落ちてきた。こんな痛みにやられた
大会はまったくない。

何も食べられない

何も食べられない
エイドは、2.5Kmごとにあるが、何も食べられない状態になった。これはかなりやばい状態
だなと思いつつ走った。こんなペースになっては完走できないのではと思った。

アップダウンばかり
時間がたつとコースは、緩やかであるがのぼりとくだりの連続になってきた。だんだん、足も
言うことを聞かず、筋肉痛もやってくる。結構きつかったです。

エイドで横になる

10Kmくらいのエードで限界がきたと思い、ビニールシートの上で横になった。お腹は
手で押さえたままである。エイドの高校生は、やさしく毛布ありますよとか声をかけてくれた。
真剣に、リタイアを考えた。あと30Km以上は、走れないような気がした。何分ぐらい
休んだだろうか?無性にのどが渇いた。目の前にコーラがあったので頼んで呑んだ。結構
おいしく呑めた。まあ行けるところまで行くかと再度スタートした。

5Kmを35分から40分ペース。
すでに身体のエネルギーは底をついてしまったようである。歩いたり走ったりの連続である。
ぺーすは、35分から40分くらいに落ちた。このペースさえ守れば完走は出来るかも知れない。

コーラが効く

コーラがあるエイドは5Kmおきにあった。氷をたくさん入れてもらってお代わりをして呑んだ。
コーラに入っている砂糖の量はすごく多くカロリーも多い。呑んですぐにエネルギーになるようだ。

どうにか歩きと走りを繰り返す。
足も上がらなくなり、上り坂になると足が動きにくくなった。本当は歩かないと決めていたが
現実は、歩かないとこれ以上は無理であった。
但し、歩きは50歩までと決めた。その後は、RUNということにした。
歩きは、ストレッチを兼ねて、大股で歩いた。

どんどん追越される

歩きが混じっているRUNNER=私を、どんどん追い越して行く。よくぞ、こんなスピードで
走られるなと感動したが、自分の足は言うことをきかない。エイドの前500mにエイドまで
500mの看板が立っているが、その看板が出てからが長すぎる。エイドにたどり着くまで
気持ちが持つようにするのが精一杯である。500mといえば高速で出口の案内がある距離
だから‥。

大応援団

歩いたり走ったりしている前を、大体同じスピードで行く選手がいた。
その選手をワンボックスに乗ったご家族が応援をしている。たぶん7人くらいいるようだ。
常に5Km先くらいの所で繰り返し応援をしているようだ。
応援しているご家族に、「(走っている)お父さんも大変ですね。」と声を掛けたら、次の応援
場所から、私も応援していただいた。数回は応援していただいたろうか?どこで応援
するために待って頂いているのだろうかと思うと結構精神的に苦痛だ。

日焼け?
走り出すと、右側より太陽の光を受ける。ここが、痒いような痛いような感じだった。
出来るだけ、日があたらないように気をつけて走る。この痒いところは、ゴール後見ると
かぶれていた。実際は日焼けでは無く、BIKEグローブの染色剤によるかぶれらしい。

初山別のエイド

初山別(ショサンベツ)のエイド(21.5Km)は、待ちかねのスペシャルエイド。私は、預けていた
アミノバイタルを受け取った。スペシャルエイドでは、休憩所みたいなところがあり、ゆっくり
預けているものを食べて休めるのかなと期待していたが、何も無かった。スペシャルドリンクを
受け取る間に、強制的に蛍光のスティックライトが背中にぶら下げられていた。早く通過した人
は、つける必要が無い。遅い人には安全を考慮しての処置である。
アミノバイタルを握り締め、スタートした。このアミノバイタルは、約5Kmの間少しずつ飲み続けた。
通常のマラソン大会なら、こんなにものを持ったままで走ることは無いが、少しくらいの重さは
まったく気にならなかった。

延々と続く仮設ライト

初山別から、ゴールまでの暗い区間に仮設のライトが設置されている。仕掛けは、エンジン発電機
より、ケーブルを延ばし100mおき位に木製のスタンドにつるされた裸電球がある状態である。
一台の発電機で1KM分くらいをカバーしているのであろうか?どこからか電気引いてこれないの?
と思いつつ走るが、確かに国道の標識なども一切電気を使っていない。つまり、電気は自前で作る
しかないのだ。

この仮設ライトのお世話には‥
初山別を出る時はまだ日が高かったが、だんだん日が落ちてくる。この仮設ライトのお世話には
なりたくないと思って走ったが、あっさりと日没となる前に電気が付いた。延々と発電機の音が
続くのである。

明るいうちに着きたい

日本海の日焼けを見つつと思ったが、割と雲が広がりきれいな赤にはならなかった。出来れば
日が暮れる前に着きたいと思っていた。たぶん12時間を切れば、羽幌が18時30分なので明るい
だろうが‥

めーやんの声
あと、10kmくらいのところをかなり気分が落ち込んでとぼとぼと走って(歩いて)いると
めーやんの応援してくれる声。後ろを走っていると思っていたので、びっくりした。
聞くところによると、自転車での足切りに会い豪華収容バスに回収されたとのこと。

ああ日没

だんだん落ちて行く陽がとうとう海に飲み込まれる日没がやってきた。
ペンギンみたいな大きな鳥のある公園(オロロン鳥だった)で、日没を迎えた。意外と真夏の
8月なのに、寒い。気持ちはかなり沈んでしまっている。

羽幌ってどこですか?
羽幌がなかなか近づいてこな〜い。思わす、エイドで羽幌ってどこですか?と聞いたら
受けてしまった。

ゴールの前は、

ゴールは、羽幌の総合体育館だが、どこにあるかはわからない。羽幌の市内に入ってダイブ走った
ような気がしたがなかなかゴールらしきところには着かない。
国道を左に曲がるように指示があった。すると大きな10階建てくらいの建物があり、ああやっと
ゴールだと思うが、さにあらず。体育館はもっと先らしい。奥から、会場アナウンスが聞こえて来る。
そちらの方だと思った。ゴール前は、すでに人がたくさんいて三々五々ゴールする人を待っている。
ゴール直前の100Mくらいは、無数の電灯が両脇におかれており、ゴールに導かれている。
ドラマチックな演出だった。

まるでお祭り
ゴール前は、人に埋まり、その中を走ってゆく。これでやっとゴールだと思うとほっとする。
ここにいる幸せみたいなものを少し感じた。後で見たのだが、ゴール付近には花屋も店を開いて
いて、ゴールする人に花束を渡したい人のお役に立っていた。

ゴール

応援してくれためーやんとゴール
ゴールは、孤独に一人と思っていたが、残念ながらBIKEで足切りにあった
めーやんが、声を掛けてくれたので、一緒にゴールした。それでもシンプルな
ゴールのほうである。学校の先生や、地元の人たちのゴールは、
10人や20人くらいが大騒ぎしながらゴールする。その方たちは、英雄状態。
ゴールする一人一人のコメントと取材した内容が、アナウンスされる。
RUN公式タイム 41.8Km 5時間04分01秒1 67位
総合公式タイム 12時間22分18秒2 101位

妙にハイな気分
ゴールするとすぐに、完走証をもらえた。それに、Finishers Tシャツも。
その後、ゴールする人を迎えた。義達先輩、古田師匠、保苅氏、ジローさん、
それにジローさんのお友達のじゅんさん。
古田師匠とめーやん 保苅氏 ジローさん じゅんちゃん


ゴールの前は、

ゴールは、羽幌の総合体育館だが、どこにあるかはわからない。羽幌の市内に入ってダイブ走った
ような気がしたがなかなかゴールらしきところには着かない。
国道を左に曲がるように指示があった。すると大きな10階建てくらいの建物があり、ああやっと
ゴールだと思うが、さにあらず。体育館はもっと先らしい。奥から、会場アナウンスが聞こえて来る。
そちらの方だと思った。ゴール前は、すでに人がたくさんいて三々五々ゴールする人を待っている。
ゴール直前の100Mくらいは、無数の電灯が両脇におかれており、ゴールに導かれている。
ドラマチックな演出だった。

まるでお祭り制限時間の20時30分
制限時間に近づけば近づくほど会場の応援者も応援の声拍手は大きくなる。
まもなく制限時間の20時30分、あと何人がゴールするのだろうか?最終エイドを制限時間内に
通過した人が何人とか、最終走者は、今どこにいるなどとアナウンスが入る。
そして、制限時間。花火が上がり始めた、この花火をゴール前に聞いた人は、ゴールラインを
通過することが出来ないのだ。花火は延々と続く。ゴールは出来ないけどゴール直前までたどり
着いた方がいた。ゴールラインの直前でとまり花束をもらい皆に挨拶をしていた。
これもドラマです。

ゴール前は、人に埋まり、その中を走ってゆく。これでやっとゴールだと思うとほっとする。
ここにいる幸せみたいなものを少し感じた。後で見たのだが、ゴール付近には花屋も店を開いて
いて、ゴールする人に花束を渡したい人のお役に立っていた。

総合成績

順位 氏名 市町村 SWIM BIKE RUN TOTAL 備考
62 高野瑞洋 札幌市 36:17.7 6:43:57.9 4:30:27.6 11:50:43.2
7 浜田陽子 東京都 30:51.5 7:19:54.5 4:25:20.1 12:16:06.1
101 鈴木但義 茨城県 34:51.0 6:43:26.1 5:04:01.1 12:22:18.2
120 義達康之 札幌市 42:33.6 7:08:40.0 4:43:52.7 12:35:06.3
14 古田正美 札幌市 36:09.5 7:19:08.5 4:44:52.6 12:40:10.6
190 保苅英希 札幌市 39:29.7 7:47:40.8 5:00:43.3 13:27:53.8
196 三浦治郎 札幌市 40:41.0 6:40:18.8 6:11:56.3 13:32:56.1
220 相田潤 札幌市 43:51.8 7:39:00.0 5:23:44.5 13:46:36.3
沼田美恵子 札幌市 45:24.4 BIKEで収容