美幌100Kmデュアスロン2000

美幌デュアスロン


この大会は、北海道東部網走支庁にある、美幌町の開基100年を記念してはじまったとのこと。 今年で14回目(2000年)。2000年8月26日受付、車検、レセプション。8月27日競技及び表彰。 という日程で行われた。参加者は210人位。今年は、オロロントライアスロン、北海道マラソン と日程が重なり、人数が減ったらしい。通常は300名くらいの参加者あり。


レセプション


前日の受付は12時〜15時まで。そのあと、町一番の美幌グランドホテルでレセプション があった。各種料理、ビール、手打ちのそばと一通り舌鼓を打つと大抽選会。 地元企業の協賛により、ほぼ二人に一人はあたる確率。私は「びほろ」という 純米酒を頂いた。あたるとうれしいものです。


コースの特徴


大自然を満喫できる。
良く見えなくてすみません
右上が、美幌峠です。
赤が第一と第二RUNです。
曲がりくねった青がBIKEコース



第一ラン(11.2Km)


屈斜路湖を望む美幌峠頂上をスタートしてそのふもとの古梅まで一気に下る。 当日は、頂上は雨で霧が立ち込める天候。スタート時点でシューズはぐちゅぐちゅ 音を立てていた。美幌町長のスタートの合図で朝7時半にスタート。霧でどこを 走っているかわからないが、国道の一本道淡々と下る。自分のペースがどれくらい なのか把握するために、1キロ毎に表示欲しいと思ったが、下勾配のためもう自分 のペースなど考える暇も無く進んで行く。下り勾配が緩くなると、すでにふくらはぎ に軽い痛みがあった。また、膝も痛く重い感じであった。じきに古梅のトランジット に到着。


バイク(83.2Km)


ぐちゅぐちゅになったシューズをバイクシューズに履き替えるが、靴下も濡れているので 履き替えても気持ちよくはない。ヘルメットを被りいざ国道へ。緩い下り坂なので 気持ち良くスタート。 古梅〜女満別〜美幌〜津別〜美幌と、国道、道道、農道(本州の国道並みの立派さ)を 駆使したコース。分岐点での方向転換、アップダウン、きついカーブなどがあり、 気が抜けないコース。各分岐点には役員ボランティアが付き、完全規制ではないと 言いつつも、選手優先が敷かれていた。国道を横断する時も警察のバックアップで 自転車を優先してくれていた。なかなか、ここまでやって頂けるのも少ない。 分岐と分岐の間隔が長い場所では北海道らしい畑と遠くに丘のような山並みを望む。 自分の前に人がいないと、このコースでいいのかな?などと思うこともしばしば あった。特に、後半選手がバラけ手行くとそんな感じ。ショートでは有り得ないが。 給水は、紙コップでの給水が数箇所。バイクボトルでの給水が一箇所。バイクボトルでの 給水は、ほぼ中間地点の機械化みらいセンター前。水、ポカリ、エネルゲンから選べ、 事前に声をかけると拡声器で手渡す人に伝えてくれたので、うまく受け取れるシステム。 私は、朝から水ばかり飲んでいたので、エネルゲンを頼んだ。良く冷えていたうまかった。 実は、ここの給水を過ぎると津別町までは7〜80mくらいのアップダウンの繰り返し だったのです。少し追い風気味のため、割と登りは苦しみは感じなかったが、一気に 上り切ることの出来る坂ではないので足に来るのだった。津別から美幌に戻る道は 平坦であるが、先ほどの追い風は無常にも向かい風と変身していた。もうほとんど 踏む力も無くぼろぼろの足となっている状態だった。時速も25Km位をキープするのが 精一杯だった。でも、心は本当に満たされた感じです。自分の限界に挑むことへの 喜び、応援してくれる人への感謝、ペダルをこいでいるとETのように空に舞い上がって しまうような錯覚を味わいました。たぶん多種多様のアドレナリン他の脳内麻薬の分泌 がピークを迎えたのでしょう。少し涙も出るんですよ。


第二ラン(5.6Km)


博物館の駐車場がトランジットで田んぼ沿いのコースを走り、美幌町内を横断して 陸上競技場につくコース。トランジットでは、第一ラン終了時に預けたシューズを 受け取り履く。もちろんぐちゅぐちゅのまま。気持ちのいいものではない。 バナナとカロリーメイト、良く冷えたポカリスエットを頂きスタート。案の定 ふくらはぎと膝はすでに痛く、後続の選手にどんどん抜かれる。 この場では、「もう少しランの練習を十分にやっておけば良かった」などと言うのは 後の祭りである。美幌町内を横断する時に少しでも恥ずかしい走りをしたくない と思うのである。ゴールは丘の上の陸上競技場。最後は歩くように登って行く。 ゴールには、妻と先輩の奥さんの晶子さんがいてくれた。応援してもらうのは うれしいものだ。


結果(8/27)


ラン11.2Km=45:42、バイク83.2Km=2:41:49、ラン5.6Km=26:13、合計3:53:44でした。 一応、目標は4時間を切ると宣言していたので達成ですが、今回はRUNで足にダメージが 早々に来ました。第一ランは標高差400mの一気の下りですが、このところほとんど走る 練習をしていないため、バイクに移る時には足がすでに一部痛みを感じていました。 まあ、成績はともあれ良い大会でした。


輪行バック


自転車の搬送に今回は輪行バックを使った。飛行機で預ける時も、自転車である 旨を言って預けると、到着地ではターンテーブルに乗らず手渡しして頂いた。 主要部品を少しタオルとか、ウレタンとかで養生すれば、問題ない。料金もかからない。

計測について


通常のデュアスロンやトライアスロンならリストバンドでの自動計測が当たり前 になってしまったが、本大会は純粋な手動計測。しかしながら、最終ゴールのすぐ 後に、各パートの順位、通過順位、総合、年代別の成績まで、表計算で行われて いた。聞く所によると、第一ラン終了箇所、バイク終了箇所より、途中経過の 計測データを、集計本部に運び、集計本部で集中パソコン入力されているそうだ。 こんな裏話は知らない人多いだろうな。ジュンちゃんありがとう。


峠の湯びほろ


美幌より国道243号(美幌峠経由弟子屈方面)を4Kmくらい行った所にあり。 立派なおふろだ。この手のお風呂は色々な地方自治体でやっているが、美幌の場合は 木で出来たドーム状の建物だ、前日の抽選会であたった人よりおすそ分けの入浴券を 頂いたので、ゴール後お風呂に入った。いい湯だった。フロント前には、御当地で 取れた農産物が格安で売っておりました。美幌名産の焼き物やウッドクラフトなど もおいてありました。


自衛隊のバックアップ


自転車のスタート地点には、競技前の日に自転車を預けるが、一晩盗難等が無いように 警護して下さったそうだ。また、当日は雨のため自転車の上にブルーシートをかけた とのこと。 自転車のゴールとランのゴールは別の場所ゆえ、その間の自転車輸送が必要になるが、 自衛隊の輸送車で搬送して頂いた。その搬送の気遣いたるや、自転車を並べる時に 古毛布をかぶせて養生していた。


BIKEの写真


が、表彰式の時には売っている。キャビネ500円。聞くと、腕に自信のあるアマチュア の方にお願いして取り、地元の写真屋で即現像して頂いているそうです。自転車を 思い切りこいでいる写真などは通常は撮れないので、皆さん毎年期待されているようでした。 私も写真無いか捜しましたが、なし。残念。たぶん、併走している所を取られたので 先に買われてしまったのではと思います。


表彰式


総合、年代別等かなり多くの人たちに賞状が、渡される。みんな帰らず表彰式を楽しんで いる様子。(関東の大会では少ない)。トロフィーや、楯は木製や地元の焼き物などと凝って いるようだ。小生はいただかなかった、いやいただけなかったので良くわからないが。 表彰時の音楽は、美幌町吹奏楽団の生演奏。美幌町は社会人の吹奏楽団がある(私は結構 珍しいと思った)。美幌町では、著名な演奏家を招いてのコンサートやクリニックを 行なっているとのこと。そのため、小中高と吹奏楽は盛んで全道大会でも良い成績を 残している。


完走証


9/1に自宅に着払いでものが届く。宅配便の着払いは妻も受け取ったことが無かったらしく 疑った?みたい。でも差出人が、美幌トレーニングセンタとなっているので受け取った。 壱金1060円なり。 キタキツネが上に乗っている。木製のフォトスタンドでした。そしてその中央にゴールした 時の写真がのっているもの。ゴールで写真を撮られるのでいい顔をしたいと思いましたが、 手を挙げるのが精一杯。顔は、疲労困ぱいを正直に表しています。


最後に


役員、スタッフ、ボランティア、応援して下さった方、競技に出た方皆様に感謝します。



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